【わたしの記録】読書という名のエンターテインメント
幼いころから、本を読むのが好きでした。
母に聞く話によると、3歳の頃にはひとりで絵本を読んでいたのだとか。
ご縁があって、8月から”わたしの本棚”というサイトで書評を書くことになりました。
2018年5月から運営している、新しい書評メディアですが高評価を得ている注目のサイトです。これまでの書評を読んでみると、書評家達の読書に対する愛が伝わってくるあたたかいサイトだなという印象を受けています。
嬉しいことに、そんな素敵なサイトで書評家デビューが決まった為、今回はわたしと読書の関係について書いていきます。しばしお付き合いくださいませ。
【図書室が好きだった小学生時代】
幼いころから、読書好きだったわたし。
小学生の頃は、休み時間に運動場へ行く友達と別れ、図書室へ通っていました。
九州の田舎の小学校。図書室の広さはそんなに広くはなかったのですが、”本がたくさんある!!””読んでも読んでも本がある!”と、図書室に居ること自体を楽しんでいた記憶があります。
悲しきかな、どんな本を読んでいたかはあまり覚えていないのですが、伝記や歴史の本を好んでいたような気がします。
【自分を守るために本を読んでいた中学生時代】
中学生の頃、わたしはいじめを受けていました。
気が弱く、人の目を気にする性格にも関わらず、背が高くめだっており、更には中学1年生の時にモテる男の子とお付き合いをしたのが大きな原因でした。(書き出してみると、しょうもない理由でいじめられてたんだなと気づく…)
学校へ行っても、女の子には無視されるから休み時間にやることがない。
人目を気にして、また無視されたり嫌なこと言われるのは嫌だ。
よし、本を持っていこう。
いじめが一番ひどかった時、私がハマったのは後に映画化もされた”バトルロワイヤル”。
修学旅行に行くはずが、無人島へ連れていかれ、クラスメイト42人が最後の一人になるまで殺し合いをするという、お話。
深作欣二監督による映画も当時はかなり話題になりました。(柴咲コウや栗山千明など今となっては豪華な脇役も見どころ。)
このクラスメイト全員で殺し合いをする話が、なんというか気持ちよくて…
変な意味ではなく、スカっとするんですね。いじめられてたモヤモヤをぶつけていたのかも知れません。(のちに大学の心理学の授業で、それが”カタルシス(浄化)効果”というものであると知り、ほっとしたのを覚えています。暴力シーンや殺人シーンで、スッキリすることを言うらしい)
話は逸れましたが、読書をすると自分の世界に入り込める=自分を守る盾のようにしていたのが中学生時代でした。
悲しいエピソードですが、わたしがミステリーにハマっていった原点でもあります。
【勉強ばかりの高校時代からバイト三昧の大学時代へ】
超進学校へ進んだわたしは高校時代、起きてる間はほぼ勉強して終わり、という生活を送っていました。本は時々読む程度。それでも学校の図書室はやっぱり好きな場所でした。
勉強漬けの3年間が報われ志望校へ合格。
横浜でひとり暮らしをしながら、土日は舞浜の夢の国でキャストをする生活でした。
おそらく人生で一番読書量が少なかった大学時代。
しかし、研究の資料を探すために国内すべての本が置いてある国立国会図書館へ行ってみたり、横浜市立図書館へ行ったりして文献を読み漁っていました。
【大人になり気づいた。読書はエンターテインメントである】
色々なことを経験し、無事大人になりました。
大人になり、お金が自由に使えるようになり、良い恋愛も悪い恋愛もしました。パートナーがいる男性と関係をもったこともあります。
人に言えない切ない思いを、受け止めてくれるのは本でした。
不倫に溺れる男女を描く本を読んでは感情移入して一緒に泣き、
病気で先が短い主人公が賢明に生きる姿を描いた本を読んでは、自分も死ぬ気になり…
映画も好きだけど、舞台も好きだけど、本は鞄に入れて持ち歩ける無限の世界です。
本を読めばどこにだって行けるし、何にだってなれる。
最上のエンターテインメントだと、大人になって再認識しました。
【こんな熱い想いを”わたしの本棚”に記します】
長くなりましたが、読んで頂き有難うございます。
書き出したら止まらなくなるほどの熱い想いを、今後は”わたしの本棚”にて記していきます。
わたしが読書を通じて感じている広く、深い世界を皆さまへ少しでも感じて頂けたら幸いです。
読書という名のエンターテインメントへ、足を踏み入れてみませんか?
様々なジャンルの書評がありますので、是非のぞいてみてください♡